COPDにより、体力が落ちているときは漢方治療の考え方の「気・血・水」で体の状態をとらえて診断します。
そして、不足しているものを漢方薬で補います。
「気」が不足・・・体に現れる症状として、痩せたり、気力が低下します。
「気」を補う漢方薬は「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などです。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」の「中」とは、消化管のことをいい、消化器系の働きを回復させます。
全身のエネルギーも回復できる漢方薬です。
「血」が不足・・・栄養が不足することで、貧血や皮膚がカサつくなどのトラブルが症状として現れます。
「血」を補う漢方薬は「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」などです。
「水」が不足・・・冷えや夜間頻尿などの症状があると、体力の低下の原因にもなります。
「水」を補う漢方薬は、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などです。
「水」を補うことで流れをよくします。
また、非常に体に冷えがあり、食欲や気力がない状態のときは、健康を保つ要素が1つではなく、他も不足しているとし、
体を強く温める漢方薬「茯苓四逆湯(ぶくりょうしぎゃくとう)」などを使用します。
茯苓四逆湯(ぶくりょうしぎゃくとう)は、生薬だけなので、エキス剤を使いたいときは「人参湯」と「真武湯」を併せます。