COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことです。
そのCOPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、肺にある肺胞や気管支に病気の症状が現れ、「慢性的な息切れ」「栄養障害」「体力低下」になる病気の総称です。
「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれている病気もCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に含まれます。
肺気腫とは、肺胞の壁が破壊されて、肺胞がつながることにより、ガス交換に異常をもたらし、十分に空気を吐くことができなくなる病気です。
慢性気管支炎とは、慢性的に気管支が炎症を起こしていて、痰を作る組織が増加し、痰と咳がたくさん出るようになる病気です。
日本では、1986年ごろから20年くらいの間でCOPDは、急増しています。
40歳代くらいから増えていき、70歳代になるとおよそ5人に1人がCOPDになっているといわれています。
そして、COPDにかかっている人のおよそ90%が喫煙者なのです。
ですから、喫煙が原因だと考えられています。
症状が、「咳や痰」「息切れ」などのため、風邪や歳だからと思ってしまい、結果としてCOPDが進行してしまうことが多いです。
そこで、COPDのチェックをしてみてください。
1.40歳以上です。
2.現在、たばこを吸っています。
3.風邪を引いていないのに、咳がでます。
4.痰がよくからみます。
5.息切れがしやすいです。
COPDのチェックをした結果3項目以上に当てはまる場合は、呼吸器内科を受診することをおすすめします。
Posted by banrai | 2008年3月17日 17:54 | パーマリンク
COPDの主な症状をまとめてみました。
呼吸困難・・・呼吸困難と見られる症状が起きます。
それは、「息切れ」「息が吐きにくい」「呼吸が苦しい」などです。
慢性的な咳や痰・・・気管支が炎症していると、痰がからんだ咳が慢性的に出るようになります。
体力低下・・・呼吸困難の症状や慢性的な咳や痰の症状によって、エネルギーを消費するため、体に負担がかかります。
疲労から徐々に体力も低下してしまいます。
そのため、痩せたり、運動や免疫の機能に異常を起こしてしまいます。
COPDを早期発見することや、COPDの診断をするために検査が必要です。
検査は、「電子スパイロメーター」という機器が使用されます。
検査の内容は、まず検査機器の「電子スパイロメーター」につながっているマウスピースを加えます。
そして、息を吸ったり、吐いたりして、肺に入ったり出たりする空気の量や速度を測定します。
その結果を数字とグラフで表し、診断となります。
Posted by banrai | 2008年3月17日 17:54 | パーマリンク
COPDを治療して完全に治すことは困難です。
しかし、さまざまな療法を用いて、自立した生活が送れるようにすることを目標に治療を行います。
そのさまざまな療法とは、「薬物療法」「運動療法」「呼吸理学療法」「栄養療法」などを組み合わる療法です。
薬物療法・・・主に「気管支拡張薬」を用いて、気管支を広げます。
他に気管支の炎症を抑え、咳や痰を減少させるために「抗炎症薬」も使用されます。
症状が重くなると、酸素吸入、人工呼吸器の装着などをすることもあります。
運動療法・・・軽度のウォーキング、上半身や下半身の筋肉を鍛える運動をします。
呼吸理学療法・・・楽に呼吸ができる方法「口すぼめ呼吸」や「横隔膜呼吸」を身につけます。
栄養療法・・・高たんぱく食を心がけ、バランスのとれた食事をします。
そして、喫煙をしている人は、必ず禁煙することが必要です。
また、COPDの人の生活の質を改善することを目的として、漢方薬を使用する方法もあります。
漢方薬を使用すると、COPDの人の全身の状態を整えることができます。
さらに、体力も改善することができます。
Posted by banrai | 2008年3月17日 17:53 | パーマリンク
漢方治療には、西洋医学とは違い独特の考え方があります。
そこで、漢方治療を受ける前に漢方治療の考え方を理解することも大切です。
漢方治療の考え方とは、体の中を循環して健康を保つ要素として、「気・血・水」の3つがあるとします。
この3つの要素「気・血・水」のバランスを保つことで健康でいることができます。
しかし、量が不足したり、循環がうまくいかないなどバランスを崩すと、体に異常が起こるという考えです。
気・・・生命を維持するためのエネルギーのことで、「脳の働き」「神経の動き」「免疫」なども含まれます。
血・・・血液とその働きであり、同時に運ばれている栄養なども含まれます。
水・・・血液以外のことであり、「リンパ液」「汗や尿」「涙」なども含まれ、体の中の水分のことです。
Posted by banrai | 2008年3月17日 17:52 | パーマリンク
COPDにより、体力が落ちているときは漢方治療の考え方の「気・血・水」で体の状態をとらえて診断します。
そして、不足しているものを漢方薬で補います。
「気」が不足・・・体に現れる症状として、痩せたり、気力が低下します。
「気」を補う漢方薬は「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などです。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」の「中」とは、消化管のことをいい、消化器系の働きを回復させます。
全身のエネルギーも回復できる漢方薬です。
「血」が不足・・・栄養が不足することで、貧血や皮膚がカサつくなどのトラブルが症状として現れます。
「血」を補う漢方薬は「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」などです。
「水」が不足・・・冷えや夜間頻尿などの症状があると、体力の低下の原因にもなります。
「水」を補う漢方薬は、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などです。
「水」を補うことで流れをよくします。
また、非常に体に冷えがあり、食欲や気力がない状態のときは、健康を保つ要素が1つではなく、他も不足しているとし、
体を強く温める漢方薬「茯苓四逆湯(ぶくりょうしぎゃくとう)」などを使用します。
茯苓四逆湯(ぶくりょうしぎゃくとう)は、生薬だけなので、エキス剤を使いたいときは「人参湯」と「真武湯」を併せます。
Posted by banrai | 2008年3月17日 17:52 | パーマリンク